ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 185 2009-04-01

医師確保策 ー15ヶ国における産科医調査ー

 

概要 諸外国の産科医の需給状況および産科医確保の現状を把握するため、15カ国を対象にアンケート調査を行った。アンケート結果からは、15か国中11か国が産科医の不足あるいは偏在が起きていると回答し、産科医の不足や偏在が起きている背景や要因に共通点がみられた。対応策として研修医数の管理や奨学金支給などが実践されていたが、地方勤務の定着には問題を抱えていた。日本は医師の長時間勤務が特徴的であった。今後の確保にあたっては医師数を検討するための地域の委員会の強化や、長時間勤務を緩和する提供体制の検討が必要である。

ダウンロード  (約 779 KB)