リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 14 2002-07-25

“外形標準課税”—医療機関にとっては絶対的な増税となる—

 

税制改革論議で浮上している「法人事業税への外形標準課税の導入」について考察した。外形標準課税の最大の特徴は支払給与や資本金などを課税対象としている点。このため、法人の所得に課税する現行制度と異なり、赤字法人にも納税義務が生じる。とくに医療法人では、所得への課税が縮小した結果、社会保険診療報酬に対する事業税非課税の特例措置の意味が薄れ、納税額が増加する恐れがある。

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