ワーキングペーパー
ワーキングペーパーNo. 479 2023-11-22
令和5年(2023年)有床診療所の現状調査
本調査は全国有床診療所連絡協議会会員の協力を得て、有床診療所の実態把握を目的に継続的に実施してきた調査で2023年7月に実施した。4年近くに及ぶ新型コロナ感染症に加えて、昨今の物価高騰、賃金上昇の影響を受け、わが国の病院、診療所は厳しい経営環境に直面している。有床診療所も経常利益率が悪化し、看護職員など人手不足で苦しい経営を強いられていた。その中で、病院の後方支援、介護施設との連携、在宅医療が困難な高齢患者の受入れ、専門手術、分娩、在宅医療を実施する現状が示された。全世代型地域包括ケアシステムが推進される中、かかりつけ医が患者・住民の多様な医療介護ニーズに対応していくため、入院医療と外来医療の両方で手当てが求められていた。平時にも有事にも有床診療所の病床変更をプレビュー (新しいタブで開く)を活用していくための方策を本調査より探る。
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