ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 103 2004-09-27

国家予算における社会保障費の分析 -平成16年度予算-

 

 平成16年度の国家予算は一般に82.1兆円と認識されているが、国には31の特別会計があり、平成16年度連結歳出総額は242.7兆円と推計される。このうち義務教育・社会保障などほぼ直接的に国民に給付されるのは25%にすぎず、他方、国家公務員の人件費経費その他は10%近い。国民には患者一部負担金や保険料の引き上げを強いているが、まずは国家公務員の人件費経費を圧縮するなどし、国が痛みを感じることが先決である。また、年金に関しても早期健全化が必要である。

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