ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 119 2006-01-19

特定保険医療材料の内外価格差の実態

 

 高額な特定保険医療材料の内外価格差を為替レート換算・購買力平価(PPP)換算で調査した。米国の平均購入価格に対して日本での保険償還価格は、PTCAバルーンカテーテルで4.6倍以上、冠動脈用ステントセットで1.5倍以上、ペースメーカー(デュアルチャンバⅣ型)で1.6倍以上の開きがあった。また米国の平均購入価格に対する日本での平均購入価格においても、品目によっては5.26倍の開きがあった。こうした価格の実態を把握することは医療機関がより適正な価格で購入するための基礎データとして重要である。

ダウンロード  (約 464 KB)