ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 125 2006-07-03

有床診療所の現状と課題—平成18 年改正と平成17 年実態調査報告—

 

平成17年に実施した全国有床診療所実態調査からは、有床診療所が短期入院施設として機能しているだけでなく、住民の身近で多様な医療をケアミックスの形で提供していることが検証できた。平成18年の医療法改正で長年の課題であった48時間入院制限が撤廃されたものの、今後、地域住民のニーズに応えた医療を提供することが経営的にいっそう困難になる有床診が増加することが危惧される。現状を踏まえた議論と柔軟性のある政策が必要である。本WPでは、平成18年の改正と改定の大枠と課題を整理し、基礎資料として平成17年全国有床診療所実態調査ならびに補足調査の結果を掲載する。

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