ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 150 2007-11-08

鳥取県中部医師会立 三朝温泉病院 経営分析と病院更新築整備のあり方
−更新整備が求められる病院の療養病床再編等への対応方策の検討−

 

◆本調査は、療養病床と一般病床を有する、鳥取県中部医師会立三朝温泉病院の将来構想を検討する基礎資料に供することを目的として、地域の医療需要、既存建物の活用可能性をふまえ、建設概算費用を求めた上で、病院経営からみた病院更新築整備のあり方について検討を行ったものである。
◆整備のあり方として、従来と同様の療養病床を中心とした「地域ニーズ対応型」を選択するのか、従来とは異なる亜急性期や急性期医療を中心とした「一般病床転換型」を選択するのか、さらには、新築による整備か改修による整備か、等の諸パターンについて実現可能性を検討した結果、持続可能な安定した経営形態が大きく求められることをふまえ、「地域ニーズ対応型」の「改修(補助金なし)」のケースを最も望ましい整備パターンとして評価した。
◆特に施設整備に係わる補助金については、交付条件である1割の病床削減による収入減を考慮した結果、補助金を受けない方が良いとの結果を得た。
◆今後、本調査結果をもとに当該医師会による経営判断が行われ、その上で、更なる個別具体的かつ技術的な検討が行われるものである。

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