ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 177 2008-12-01

平成20年有床診療所の現状把握のための調査

 

概要 地域における有床診療所の役割や方向性についての整理と入院患者の特性の把握を目的としてアンケート調査を実施した。調査結果から、有床診療所が地域で果たしている役割は、(1)専門医療を担い病院の負荷軽減と地域医療崩壊の防止(2)早期退院患者を含めた地域の患者の受け入れ(3)在宅医療の後方支援のための病床活用(4)終末期医療などニーズが高まる分野への取り組み(5)へき地・離島部での唯一の入院施設としての機能‐の五つに大別された。また、それぞれの有床診療所は、診療科などの枠にとらわれず、ひとつあるいは複数の機能を担って地域の患者ニーズに応えていることも判明した。今後も地域のニーズに応え、病床を地域の資源として有効活用するための方策の検討が急務である。

クロス集計表を別冊としております。

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