ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 205 2009-12-02

医師会臨床検査・健診センターの運営実態等に関する調査

 

医師会臨床検査センター・健診センターは、これまで地域住民の診療支援や地域保健事業の一端を担い、限られた事業活動範囲の中で疾病予防や健康増進に寄与してきた。臨床検査センターは、単体事業では現在の厳しい状況から脱却することは容易ではなく、複合化への参画が事業継続のひとつの方策といえるのではないか。健診センターにおける健診事業では、2008年度に制度が開始された特定健診・特定保健指導の受診率向上のみならず、がん検診の受診率向上への方策の検討や職域保険における健診事業に対する参画の是非や拡充策の検討等、地域医師会が取組むべき課題は幅広い。検査・健診センター複合体は設備関係費の割合が大きいこともあり、今後、中・長期にわたる資金調達方法のあり方について早急な検討が必要である。

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