ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 212 2010-03-18

地域における病院・診療所のあり方に関する考察 ①開放型病床

 

開業医と勤務医が協力して入院患者の診療にあたる開放型病院共同診療は、理念的には優れており、患者への一貫した診療が可能となるが、病院側の負担も含めて、現実にはさまざまな課題がある。そのため、開放型病院は全国の1割弱で、それらの施設においても共同診療の実践は極めて限られている。本稿では、聞き取り調査から開放型共同診療の現状や問題点を把握し対応策を提示するとともに、病院と診療所の連携、あるいは勤務医と開業医の連携のための新しい方向性を検討する。

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