ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 222 2010-09-14

医師の必要数に関するパイロット調査
−仙台地域の産婦人科医調査結果より−

 

  • 医師の偏在・不足が社会問題とされる中、医師適正数の検討は、本来、人口数でなく現場の実態と個々の地域の医療ニーズに基づくことが理想である。仙台の産婦人科勤務医191日分の勤務調査を実施し、地域の産婦人科医療ニーズから医師必要数をパイロット的に算出した。仙台二次医療圏では産婦人科勤務医は現在の62.4人と比較して13.5人が不足となった。全国の医療圏に当てはめると2,712人の不足であった。勤務の現状と医療ニーズから客観的に必要医師数を推計するという点で従来と異なるアプローチである。

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