ワーキングペーパー

ワーキングペーパーNo. 271 2012-12-17

地域の在宅医療の現状
− 平成23年度 静岡県在宅医療機能調査をモデルとして −

 

  • 本報告は、地域包括ケアとの連携を含めた在宅医療の取り組みの現状について、県全域の実態を把握する手法を検討することを念頭に、実施したものである。
  • 静岡県の在宅医療体制の整備を図るために、県内における在宅医療体制の現状を把握する目的で実施したものである。実施主体は、静岡県医師会が運営する静岡県在宅医療推進センター、静岡県在宅医療体制整備・推進協議会であり、調査票の設計・集計からデータの集計・分析については日本医師会総合政策研究機構が実施した。
  • 静岡県内の診療所、病院、及び地域包括支援センターに対して、いずれも郵送法によるアンケート調査であった。
  • 調査時期は、平成24年1月31日に調査票を発送し、最終回答期限を3月21日まで延長した。従って、診療所調査の内容に、平成24年診療報酬改定で新設された強化型在支診に関するデータは含まれない。
  • 診療所・病院、地域包括支援センターの実態調査から、診療所における在宅医療機能の実態や連携の状況、病院における入院受入れや退院支援の状況、地域包括支援センターのサービス提供体制や医師や医療機関との連携、医師の地域ケア会議への関与の少なさなどの課題等が把握されている。
  • 他の地域においても在宅医療の現状把握を進める際に、本調査の手法等を参考にしていただければ幸いである。

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