リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 24 2002-12-04

独立行政法人を何故経営団体は黙認するのか

 

特殊法人改革で厚生労働省関係では8法人が独立行政法人に移行する。「改革」といえば聞こえはいいが、政府がかつて8法人に出資した出資金のうち約8500億円は移行に伴って切り捨てられる。特殊法人の放漫経営のツケである負債が「改革」の名の陰で「帳消し」にされようとしているのである。不況による業績不振で厳しい経営を迫られているはずの経営者や経営者団体は何故この異常事態を看過しているのであろうか。

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