リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 40 2003-10-01

平均賃金と賃上げの関係について

 

人事院は2003年度の国家公務員の年間給与について平均16万3000円の引き下げを勧告した−。一般には平均給与の引き下げが1人1人の給与切り下げに直結すると誤解されており、人事院勧告を根拠に診療報酬改定幅の議論が行われることがある。しかし、平均給与が下がるということは、単に賃金表が改定されてベースが下がるだけであり、通常の定昇が行われていれば1人1人の給与は増えるのである。本エッセイでは平均賃金と賃上げの関係をひも解いた。

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