リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 52 2009-01-29

政管健保の肩代わり問題の顛末と政管健保(現協会けんぽ)の財務状況

 

2008年度予算では、健保組合・共済組合が政管健保に1,000億円を支援し(いわゆる「肩代わり」)、政管健保の国庫補助1,000億円を削減する計画であった。これは廃案になったが、政管健保(2008年10月から全国健康保険協会管掌保険、通称協会けんぽ)には整理すべき課題が多々ある。
たとえば、協会けんぽの業務経費・一般管理費等には、まったく削減努力が見られない。協会けんぽが説明責任に耐えうる情報公開を行い、自らの歳出改革、無駄の排除を徹底すべきである。そういった努力をせずに他の保険者に財源を依存するべきではない。

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