リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 67 2018-12-27

基準病床数と病床数の必要量等の関係について

 

  • 第7次医療計画では基準病床数が大幅に変動した二次医療圏があることから、基準病床数算定式の見直しの内容と計算結果に与える影響を解説した。
  • また、地域医療構想における病床数の必要量との関係を整理し、将来の人口増減も見据えて病床の新設、増床が可能な医療圏を集計した。
  • その結果、新設または増床が可能と考えられるのは335医療圏中13医療圏にとどまった。
  • 新設または増床を申請する場合にも、当該申請者は地域医療構想調整会議へ出席することが求められる。調整会議での協議が調わない場合には、都道府県医療審議会に諮ることになるが、調整会議を早々に切り上げるのではなく、調整会議の協議が調うまで、関係者が誠意を尽くし時間をかけて議論することが望まれる。

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