リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 96 2020-12-25

コロナ禍での糖尿病患者の受診控えと症状悪化について
~J-DOME症例の分析~

 

  • 日本医師会かかりつけ医糖尿病データベース(J-DOME)の2019・20年の症例を用いた分析より、コロナ禍で医療機関への通院回数が「大きく減少した」患者は、通院回数が「変わらない」あるいは「少し減少した」患者に比べて血糖コントロールの有意な悪化が示された。
  • 対象とした907症例の分析結果より、感染症蔓延の中においても、効果的な治療のために、かかりつけ医への受診継続が重要であることが示唆された。また、特に女性の受診控えに対する対応も必要であることが判明した。

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