リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 13 2002-05-14

国立大学附属病院の行方−独立行政法人化にむけて−

 

平成16年に独立行政法人化される国立大学病院。独法移行後は国の財源措置に依存した経営体質からの脱却が強く求められるようになりますが、その実態は民間病院に比べて極めて高い人件費などにより、営業利益(医業活動の収支)は軒並み赤字というお粗末な状況にあります。このためリサーチエッセイでは損益計算書や貸借対照表などに基づく財務データを早急に整備し、経営改革に乗り出すよう提言しています。また独法化は民間病院にとっても決して「対岸の火事」ではありません。 同じ土俵で大学病院と競争する事態に備え、民間病院も経営改革への取り組みを強化しておく必要があります。

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