リサーチエッセイ

リサーチエッセイNo. 16 2002-10-02

幻想の株式会社至上主義①
−総合規制改革会議・医療ワーキンググループ(WG)主査の
「資格」を問う−

 

「医療機関を株式会社化すれば経営の近代化・効率化が図れる」と総合規制改革会議は主張する。ところが、医療ワーキンググループ主査の鈴木氏が社長を務める「旭リサーチセンター」の経営は「効率性」とはほど遠く、情報公開も不十分という、お粗末な状況にある。また親会社の「旭化成」には特薬・診断薬事業部があり、同氏の主張は「親会社への利益誘導」となりかねない危うさを孕んでいる。そもそも、このような経歴の持ち主が医療政策の決定携わってよいのであろうか?

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