ワーキングペーパー
ワーキングペーパーNo. 496 2025-11-05
令和7年 病院の緊急経営調査
・本年7月、日本医師会会員の病院院長を対象に緊急経営調査を実施し、病院の厳しい経営環境の把握を行った。物価高騰、賃金上昇、コロナ補助金等の廃止の中、令和6年度の病院全体の医業利益の赤字割合は約70%で、国立約93%、公立約97%、医療法人約64%であった。医業利益率は全体で、-5.4%、経常利益率は-2.6%であった。
・病院の開設主体、病院類型、病床規模、地域に関わらず経営は大幅に悪化しており、現在の診療報酬では経営が成り立たない状況であることは明らかである。地域医療を維持するための補助金や診療報酬等による早急かつ強力な手当が必要である。
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